センス。
昨年お気に入りの洋服の膝の部分を、岩場に引っ掛けて破いてしまいました。
裁縫嫌いの私の手には負えない裂傷だった為、帰省した際に母親に託しました。
母も「うーん、これはどうだろう?難しいねぇぇぇ~」とかなり唸っていたので、
「無理なら良いから。プロに頼むから。」と伝えておいたのですが・・・
先日電話で、
「やっぱりあの生地の薄さだと、誤魔化しようがないっていうかね?裏地と一緒に繕おうかとも考えたけど、ちょうど膝の所だから動かしづらくなるじゃない?だからさ、破れた跡を分からないようにする方向に変えてみたの。」
と、必死に説明したので、嫌な予感がしたんですよ。
で、現物とご対面。
ん?
んん?
これは・・・!?
ホントはね、罵りたかった。ウチの可愛い子に、何花咲かしてくれとんねん、と。
詰問したかった。どういういきさつでこうなったのかと。
でも、言えるはずもない。
結果はどうあれ、母なりに愛する娘の為に一生懸命やってくれたことなのだから。
それに、全ての責任は、母親のセンスを甘く見ていた私にある。
彼女を責めるのは、お門違いだ。
しかし、どうすればい良いのかな?やり場のないこの怒りと悲しみは・・・